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パリの事件 2

以前にも紹介しましたが、私はパリでうんこの十字架を作りました。
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この写真の説明は以下
http://daikiwakachi.blog.fc2.com/blog-entry-137.html

自分のうんこで作った縦60センチ、横40センチほどの十字架を合成樹脂の中に埋め込み、グランパレ宮殿というシャンゼリゼ通りに近い大きな会場に展示しました。「ジューヌ パンチュール」という公募展の入選者発表の展覧会でしたが、高名な場所でもありパリ市内の多くの人々が見学に訪れました。製作中は意欲的に仕事をしていましたが、展示する日が近づくにつれて「これ、ちょっと危険かなあ」と心配にはなりましたが、苦労した作品を没にする勇気もなく、暴徒と戦う勇気もなく、、、ただ、大丈夫だろうという暢気(のんき)さだけで、出品しましたが、緊張の割に何事もなく拍子抜けしました。

フランスに住んで5、6年経っていましたが、フランスが風刺の国だということも良く知りませんでしたし、風刺画を見ていたわけでもありません。自分の創造力と作品の流れから生まれたものですが、フランスの空気は身体に染みつつあったかもしれません。また、これが風刺的だというのも何だか変な気がしますが、、、

大きな力、権力、暴力、傲慢さ、多数派、大衆的なもの、、そういうものに対してのわずかな抵抗が風刺とか、こういうものだと思います。力と力で勝負するのも馬鹿馬鹿しいし、勝ち目も無いし、じゃ熱冷まし的にやってみるか、みたいなもんでしょうか。

日本人の感覚からすれば、今回の風刺問題は週刊誌の側が「許せない」「どぎつい」という意見が多いように思います。実は僕もそれに同意するところもあります。日本人で、しかも日本に住んでいるからしょうがないと思います。フランスでこういう表現をしていた私も日本に帰ると比較的おとなしくなってしまうのは、周りにのまれてしまうからでしょう。

それぞれの国の個人の自己主張の強弱の問題ではないかと思います。フランスでは、どんな問題でもそれぞれが意見を持っていて、場合によっては議論は止まる所を知らないほど議論しつくします。そして意見を一つにしたものは時に大きなデモンストレーションをします。例えば、政府が速度違反の点数を上げた時には、全フランスの大型トラック運転手は高速道路に何十万台というトラックを止めてデモをし、流通は止まる、高速は使えない、、、そして国民はそれに同情的で、結局廃案になりました。

今回の事件に対してテロに反対するパリのデモが160万人、フランス全土で370万人。370万人といえば、静岡県民が全員参加するくらいの人数です。もし、仮に福島原発事故レベルの事故がフランスであったら、少なくとも100万人はデモに参加すると思います。いや、もっとずっと多いかもしれません。日本ではせいぜい10万人でしたか。この違いとこの風刺画への賛意は無関係ではないと思います。はやい話が、日本人個々がもっと強い自己主張すれば、その分問題も起こるでしょうけど、より国民寄りの政策にもなるのではないかと思います。

付け加えて言えば、宗教や権威が風刺されて来た歴史があるフランスと、そういうものがなかったイスラムの国との違いでもあると思います。ヨーロッパ諸国でもうんこの十字架なんぞ作ったら殺された時代もあったと思います。そんな時代なら私だって作らなかったでしょう。平和な時代の象徴でもあるかもしれません。イスラムの人たちが、この風刺画対抗策として、この作品を使って頂いてもいいのですが、これくらいじゃ何の足しにもならないのでしょうねえ。

以下も興味深く読みました。
仏新聞襲撃事件と「表現の自由」についてコラムニストが論考
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150113-00000011-pseven-life
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