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パリの事件 1

これはフランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド銃撃事件のシャルリーエブド誌の風刺画の一つです。
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意味は「 触れてはいけない 2」

イスラム系の人がユダヤ系の人に車椅子を押してもらってます。

イスラムの人が 「笑っちゃいけない!」と言っています。

勝手に解釈すると貧しいイスラム系の人は金持ちのユダヤ人に助けられている現実を風刺しているのかなあと思います。風刺画は今現在のフランスの社会が分からないと理解できないことも多いので、間違いなら、後日訂正します。

これは、イスラム系を風刺する中でも過激ではない方ですが、私が滞仏中に感じたのは、一般庶民はイスラム系を批難するよりユダヤ系を批難する方がずっと「触れてはいけない」ことでした。

フランス人とかなり親しくなって、やっと、小声で、しかも二人きりのときに、ユダヤ人への不満が出るのです。(例えば当時テレビ局6局のうち5局はユダヤ人オーナーである云々、、)しかし、イスラム系に対する不満は日常茶飯事です。内容はユダヤ人に対しては「支配的であること」「物欲」イスラム系の人に対しては「生活文化の違い」が多いのではないかと思います。

ホロコーストのせいで、教育が徹底しているのか、ユダヤ人が怖いのかなかなか悪口は言えないようです。ユダヤ人側のだれかの耳にでも入ろうものなら、その倍返しが始まるのでしょうか。ただ、今回のように殺されることはまずありません。

渡仏した86年の9月にはイスラム系の爆破事件が頻繁にあり、私自身もTATIという店の前を通った数時間後に爆破事件があったり、目の前で通りの壁が爆破されて大音響が響いたり、ヒヤヒヤしてすぐに留学先の南仏に逃れました。今のフランスはあの時以来の恐怖が襲っているようです。

私自身はユダヤ人の画家を知っていたり、イスラム系が多く住む地区に住んでいたりして、彼らと接することが多かったですが、そんなに過激な人や嫌な人が多いというわけではなかったです。毎朝のバケットをアラブ系の食品屋さん(日本のコンビニのようなもの)に買いに行ってましたが、店のおじいさんはにこやかな良い人で今でもその笑顔をよく覚えています。家の前の人もアラブ系家族で、水道が出ない時に毎日水を貰いに行きました。壁一つ隔てた裏側の家もアラブ系家族でしたが、遅くまで騒いでいても文句一つ言われたことがありませんでした。だいたい皆さん大家族主義で仲がいいです。

そういう良い方が多いですが、今回の事件でしばらくは住み心地が悪い思いをせざるを得ないでしょう。いつも右あるいは左に寄り過ぎの人たちのために、一般庶民は迷惑を被ります。

ついでにユダヤ人に関しての思い出を話すと、その女流画家とその彼氏の家に居候しているときに、どうして手に入ったのか忘れましたが、偶然にもユダヤ人を批難した日本の月刊誌を読みました。ホロコーストは嘘だったとかいろいろ例証をあげて書いてありました。それを私はその画家に話しました。彼女は「私のおじいさんも収容所に入っていたんだ」と、そんなに強くではないですが、反論していました。それで仲が悪くなったということもありません。

上記を書いた後に、その月刊誌をネットで探しましたが、「マルコポーロ事件」というのがありました。私が読んだのはこの雑誌とは違いますが、このマルコポーロ事件でのユダヤ人の対応はユダヤ人団体からの抗議という形でした。それで廃刊になっています。このときにさすがにユダヤ人は言論の自由を踏みにじるなあ!と憤りましたが、表現の自由を踏みにじるという点に関して今回の事件と比較すると、「ごく普通の対応」に見えてきました。

アラブ系の人から迷惑を被ったことはありませんが、アフリカ系の人からはあります。しかし、アラブ系の人もアフリカ系の人も何故フランスにいるかというと、(パリの地下鉄に初めて乗った時に、車両の半分かそれ以上はアフリカ系あるいはアラブ系なのに驚きました。パリは特に移民が多いのです。)結局はフランスがアフリカ諸国を植民地化したからです。植民地にした国々は独立してもフランス語を話すようになったので、渡仏もし易いでしょうし、生活言語にも困らないし、自国より裕福なので、来たがるのも当然なのです。その頃のツケを今頃払い続けているということです。日本も同様です。

今回のことで、「表現の自由」とは何か?と表現者でありながら、初めて考えてみました。簡単には答えが出ないので、また試行錯誤して書きます。
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