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名もない大樹

今日FM放送でミュージシャンの大貫妙子という人を知り、またその人が作った詩を知りました。それがとても納得がいったので、文字起こししました。


名のない大樹 大貫妙子

この星に生を受けたものすべては、いかなる環境の中でも育っていく。
それは神様との約束だからです。

小さくても曲がっていても
途中で枯れてしまっても命を全うします。
命は命を受け渡すために生まれてきます。
大樹の生きた年月も次の春を待たず土に還る命も等しいのです。

大樹は覚えています。
この逞しい枝に結ばれたブランコの重さを
つがいが育てたひなが幹の又から巣立った朝を
小動物が身体をかじるときのくすぐったさを
激しい風雨で仲間が倒れて行く様を
だれかが根元に大切なものを置いていったことを
遠くに聞こえた子供たちの声が消え失せ、廃校になった日のことを

谷からわいてくる雲が山肌を流れ、乾いた葉の一枚一枚を潤しながら
清らかな空へ登って行く頃、
夜明けの光は尾根の向こうから一日の幕を開けるように差し込んできます。

ある日、大樹は私には名前があることを知ります。
それは人間がつけてくれた名前です。
大樹を取り巻く命の名前は知りません。
ですから、それがどういうものであるのかわかりません。
それが生きていくことにとって大切なものであるのかどうかも、
わかりませんでした、

ただ、わかっているのは土に根付いてから今まで
一日たりとも同じ日はなかったということです。
それは素晴らしい知恵と言う宝物を与えてくれました。

大樹には必要のない名前のように
人間を悩ませる悲しいや楽しいということもありません。
大樹が行きていくことで大切なものは
この星のすべての命なのです。
そして、そのすべてが太陽の子供たちなのです。

命は命を受け渡すために生まれてきます。
大樹はその約束だけを守り、生きています。

(文字起こし終)


アフリカ等の自然にも接し、10年前から米を作っている人だからこそ、こういう詩が生まれるのだろうなあと思いました。人間も自然のように名前がなかったら、名誉を求めたりしないのではないか、、、そういうことをおっしゃっていました。
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No title

コメントも返していただいてありがとうございます。はい、喜んでいる人は多いはずですね!番組内ではBGMを変えてなんども同じ朗読が繰り返される趣向でしたけれど、聴いていて飽きませんでした。さらに記憶にとどめたいと思ったのです。
ジャズの方は、好きものが集まった一種のサークルみたいなもので、いろんなイベントやら出版物やら企画しています。

No title

私も歌詞を探してみたのですが、どこにもなくて、しょうが無しに時間をかけて文字おこししました。きっと、歌詞を知りたい方は大勢いるだろうなあと思って、ブログに載せました。感謝の言葉、ありがたく頂戴します。URLを覗いたら、ジャズがお好きなんですね。僕もサックスが大好きでとうとう吹き始め、わけがわからなかったジャズも好きになりました。

ありがとうございます。

はじめまして。
このラジオを聴いていました。とても素敵詩で、歌詞にしては長いけれど、ひょっと何かの歌になっていないかと探しましたがなかったのですが、検索したらこのブログにアップされていることがわかり(このごろは検索結果が出るのが速いですね!)もう一度、ゆっくりと詩を読むことができました。ありがとうございます。一言御礼を言いたくて。
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