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機械に使われる人間−2 戦争

昨日の続きですが、タイミングよく似たような話がネットにありました。その世界版というか、人類最後も機械機能によるという映画の中の一シーンです。

スタンリー・キューブリック『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(1964年)より

ソ連大使  「皆殺し」装置

米国大統領 「皆殺し」装置?

ソ連大使  地球上の生き物を残らず死滅させる兵器です

米国大統領 生き物を残らず?

ソ連大使  それが爆発すると大量の死の灰が生まれ、10ヵ月で地球の表面は月のように死んでしまう

陸軍将軍  そんなバカな事が。どんな死の灰も2週間で安全になる

ソ連大使  コバルト・ソリウムGを知らないな?

陸軍将軍  何だそれは

ソ連大使  その放射能半減期は93年だ。100メガトン級の水爆50個をこれで包めば、その爆発で地球は皆殺しの衣に包まれる。死の雲が地球を取り巻くのだ。放射能が93年も

陸軍将軍  共産国一流のはったりだろうが

米国大統領 どうも分からんね。攻撃されたら爆発させると首相が言ったのか

ソ連大使  違います。正気の人間にはできません。皆殺し装置は自動装置で爆発します

米国大統領 解体すればいい

ソ連大使  それはできません。解体しようとするだけで爆発してしまいます

米国大統領 正気じゃない。なぜそんなものを作ったのだね

ソ連大使  反対もありましたが、結局これが一番経済的だと分かったのです。「皆殺し」計画は軍事費1年分より安上がりなのです。それにアメリカも同じ物を作っているそうではないですか。「皆殺し」格差は困る

米国大統領 そんな計画は承認していない

ソ連大使  ニューヨーク・タイムズで読んだ

米国大統領 ストレンジラブ博士! 本当にそんなものを作っているのか

ラブ博士  大統領。兵器開発局の長官として、私に与えられた権限に基づき、昨年、ブランド社へ同種の兵器研究を依頼しました。その報告による私の結論では、これは戦争抑止に役立ちません。理由は今や皆さんにも明白でしょう。

米国大統領 では、ソ連には実在すると思うかね

ラブ博士  その製作に必要な技術は極めて簡単で、弱小な核保有国にさえ可能です。作ろうという意志さえあれば

米国大統領 しかし、起動が完全自動で、しかも解体不能なんて可能なのかね

ラブ博士  それは可能だし、また絶対に必要な機能です。それがこの装置の第一条件ですから。抑止力とは敵に我々を襲う事を恐れさせる技術です。ですから、その爆発を完全に機械に任せれば、人間的な失敗は排除できる。「皆殺し」装置の恐るべき点は、その簡単さと、完全に非情な正確さにあります

米国大統領 しかし、どのように自動的に爆発させる

ラブ博士  それは驚くほど簡単です。地下に置く限り、どんな大きな爆弾でもできる。それが完成したら、巨大コンピュータ群に接続する。次に爆発させるべき状況を分析し、明確かつ詳細に定義の上で、プログラムに組み、保存させる。・・・しかし、 「皆殺し」装置の威力を発揮させるためには、その存在を公表しなければならない。なぜ黙っていた!

ソ連大使  月曜の党大会で発表の予定だった。首相は人を驚かすのが趣味だ
(転載終わり)

さらに戦争話の追加ですが、NHKより
世界3大映画祭の1つ「ベネチア国際映画祭」で、最優秀賞を競う部門に出品された日本映画「野火」の塚本晋也監督が、2日、現地で記者会見し、「戦争を体験した人がいなくなってくるなかで、今しか作ることができない映画だと思った」と作品に込めた思いを述べました。(転載終わり)

「今しか作ることができない映画」という言葉は切実感があります。金の問題もあるかもしれませんが、時間的なもの、思想的、政治的なものでしょうか。

塚本晋也監督を知っている日本人は少ないと思います。私も全く知らない人でしたが、90年代パリ在住中にだれかから聞いて「鉄男」という映画を見に行きました。かなり衝撃的映画で、タランティーノにも大きな影響を与え、ベネチア映画祭の審査員を二回やっています。「人の身体の変容と痛みにこだわり、暴力やエロティシズムなどの主題を得意とする作風」とあり、「鉄男」はその極みだと思います。

戦争に関わってさらにもう一つ。戦争中の意外な事実を。二年くらい前に知り合った方のお父さんが、戦時中に零戦の整備士だったという話を聞いて、ぜひ話を聞きたいなあと思っていたら先日の土曜日に実現しました。90歳近い方で、親族は話ができるかなあ、、、と心配していました。横になったままでしたが、当時の記憶は鮮明でいろいろ伺いました。

その中で二つ印象的だったことは、特攻隊は生き延びたい人も結構いたらしく、飛行前に整備でなく不整備を頼まれ、飛び立ってすぐに飛行不能になるようにしたそうです。それで何人もの特攻隊員を救ったわけです。

整備士としての腕は海外にも伝わっていたらしく、なんと戦時中にイギリス、フランス、イタリアに行って零戦(墜落機を回収)の整備をしたらしいです。イタリアはともかくイギリス、フランスは連合国側ですから、敵国なのにどうして敵地に行けたのか?戦時中と言えども、空軍は空軍の連絡網があったらしく、敵国からご指名を受けて、仲間六人とともに日本の旗を立てた飛行機で二回、三回と離着陸を繰り返してヨーロッパに行ったそうです。命がけだったみたいですが、それなりに事前に連絡網があったのでしょう。当時の一般的職業の月給が2千円くらいのときに、1万6千円で請け負ったそうです。不思議で愉快な話でした。

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