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杉山千佐子

昨夜、NHKの深夜番組で杉山千佐子さんが出ていました。と言っても、誰も知りませんが、私も初めてその名前と経歴を知りました。全国戦災障害者連絡会の会長です。原爆で被爆した人々は被爆手帳を持ち、国からそれなりの対応がされているでしょうが、普通に被爆した人々は何もされていないのはおかしな話です。映画が二つ作られており、そのあらすじから転載します。

映画「おみすてになるのですか」のあらすじより

戦後65年。日本が焦土と化した太平洋戦争(日本は当時、大東亜戦争と呼称)から驚異的な復興をみせた日本。戦争は「過去の出来事」「歴史」となりつつある。

旧軍人、軍属はもとより、原爆被害者にも戦争で被害を被った人びとには、国によって補償の手が差し伸べられた。「戦後補償はすべて終わった」と多くの政治家、役人、そして国民は思っている。しかし、空襲で負傷し、後遺症(手や足を失ったり、火災、焼夷弾の火傷によってケロイドを残すなど)を負った民間人「戦災傷害者」には救いの手は差し伸べられていない。約50万人といわれた戦災傷害者にとっては、戦後も生きるため、戦争だった。多くの戦傷者が訴えた。しかし、軍人や軍属の後まわしにされ、民間人の被爆者への援護が行なわれた後も、彼らの訴えは、届かなかった。

「国との雇用関係にない」「内地は戦場ではない」それが理由だった。 時は過ぎ、多くの戦災傷害者は声を出すのを諦めたり、病床にふした。無念の思いで他界した人もいる。そうした人びとの思いを背負って、声をあげつづける人もいる。

「国は私たちが死ぬのを待っている」「みんな死ねばいいと思っている」「私たちは棄てられた民なのか」今の想いが語られる。戦傷者は"棄民"なのか?戦後60余年を生きてきた傷ついた民の憤り、怒り、あきらめ、悔しさの声を綴る。

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映画「人間の碑」のあらすじより

立教大学のゼミにて、講師に招かれた杉山千佐子さん。90歳とは思えない真っ赤な服に顔の左半分はほとんど眼帯に隠れています。生徒たちが注目する中、杉山さんは話し始めました。「空襲って本当に恐ろしいものです…」  そうして、杉山さんの物語が幕を開けます。

 杉山さんは、6人兄弟の3番目として、当時としては比較的裕福な家庭に生まれました。当時大人気の大阪松竹歌劇団のファンクラブ会長であったり、大学の医学部の助手を務めたり、キリスト教に入り教会でピクニックに行ったり…。しかし、青春を謳歌する中、戦争の足音は着々と近付いていました。

 太平洋戦争開始から終戦までに、日本の150ヶ所以上の街や村がアメリカ軍の空襲を受けました。無差別爆撃。軍の施設だけでなく、工場や民家もことごとく焼き尽くされたのです。日本軍の航空機の工場があった名古屋も、のべ56回の空襲を受けました。

 杉山さんもその時、左目を失いました。輝いた照明弾の光。気を失わぬように歌い続けた賛美歌。そして――玉音放送。終戦を迎えても、左目のない顔は残りました。「戦争」は終わりましたが、「戦災傷害者として生きる」という新たな戦いが始まったのです。

 1973年、空襲被害者への国家補償を求めて、全国戦災傷害者連絡会が発足しました。杉山さんは、その会長。戦災傷害者は、全国に47万3千人いるといわれます。杉山さんは彼ら一人一人を訪ね、被害の実態、どれだけその後の生活に影響があるかを世に知らしめようと、自らリポートに回りました。両足を切断した男性、ひどい火傷で何度も整形手術を受けた女性…色々な人がいます。しかし、「内地は戦場でない」「国との雇用関係がない」と言われ、なかなか補償にはつながりません。

 そして戦後60年、運動を始めて30年。杉山さんはこの年月をどう生きてきたのでしょうか。

http://cr21.web.fc2.com/movietop.html



杉山さんの話ではドイツに訪問した時に、戦災障害者へのドイツ政府の対応に驚かれたそうです。こういうところにも戦後の日独の政府の反省の深さの違いを感じました。

NHK・FMは深夜の時間帯に非常に興味深い内容の番組をしています。
どうして視聴率の高い昼間にやらないのかと思います。NHKBSの海外ドキュメンタリーも以前は午前中にやっていたのに、今は深夜にしているようです。やらないよりはいいですが、考えさせられるいい番組は押しやられている感じがします。
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